Macbookから仮想デスクトップに接続し、Notepad 等に文字入力する際に「変換候補に絵文字」がある場合に限り、
スペースキーで変換候補を下に下げていくにつれて、意図しない文字が次々に勝手に入力されてしまう。
[再現手順]
1. VDA に接続
2. NOTEPAD を開き ほし と入力して変換候補を開き下に連続してずらしていく
3. 勝手に記号が大量に NOTEPAD 上に入力される
(ほし ではなくて、やじるし や しかく 等でも再現することを確認しています)
この挙動は macOS の IME とアプリケーション(例:Notepad) の互換性に起因した問題です。
Citrix 製品側の不具合ではない為、製品としての修正予定はありません。対処法としては、次の2種類の方法があります。
・「検証セレクター付きの絵文字」をサポートしている他のアプリケーションを利用する
・サーバー側(Windows)のIMEを利用する設定で使用する(エンドポイント側のmacOSのIMEを利用しない)
[[サーバーIMEを利用する方法]
1. 仮想デスクトップを起動
2. デスクトップツールバー > 環境設定 > 右上の ">>" から "キーボード" を選択 > 下記2点を設定します。
キーボードレイアウトの同期 : 同期しない
キーボード入力モード : スキャンコード
3. 仮想デスクトップのセッションを一旦切断し、再度起動しセッションを繋ぎ直します。
Notepad 等のアプリケーションは 「検証セレクター(Variation Selectors) 付きの絵文字 」をサポートしていません。
この種の Unicode を扱うことを想定した作りとなっていないアプリケーションであるため、
こうした絵文字が入力されてしまうと、データの整合性が取れず、正しく扱うことができなくなります。
Variation Selectors (Unicode block)
https://en.wikipedia.org/wiki/Variation_Selectors_(Unicode_block)