セッション開始時にパスワード変更をキャンセルをするとセッションが開始できなくなる

セッション開始時にパスワード変更をキャンセルをするとセッションが開始できなくなる

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Article ID: CTX225213

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Description

公開アプリケーションを起動する時、ユーザーアカウントのパスワードの期限切れなどで無効になっていると、パスワード変更の画面が表示されます。この時、変更をせずにキャンセルを選択するとセッションがそのまま終了しますが、そのユーザーアカウントでは次からセッションが開始できなくなります。

Citrix Studioでセッションの一覧を確認すると、現在のユーザーが「-」と表示されるセッションがあります。Citrix Studio からログオフさせようとしても、そのセッションは残ったままとなります。

Resolution

サーバーVDAの再起動、もしくは、サーバーOSマシンをデリバリーグループから削除して再度追加することで、セッション情報が削除され、ユーザーアカウントでセッションが開始できるようになります。

また、修正の#LC5250を含むバージョンを使用すると、パスワード変更をキャンセルしても現象は発生しません。

Problem Cause

パスワード変更をキャンセルすることでセッションへのログオンが完了する前に切断されますが、Windowsのセッションは終了するものの、セッション情報だけが不正な状態で残ってしまうために発生します。この問題を解決するには修正の#LC5250が必要です。

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セッションに再接続しようとすると断続的に失敗し、VDA for Server OSが「初期化中」状態に移行します。[LC5250]
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※本Articleの内容とは発生条件が異なりますが、セッション開始時に進行状況バーが表示されている状況で、[キャンセル] をクリックした場合にも、同様に不正なセッションが作成され、起動できなくなる問題が発生する場合があります。この問題を解決するには修正の#LC6779が必要です。

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セッション開始の進行状況バーで[キャンセル]をクリックしたときに、間違ったセッション情報がDelivery Controllerに残る可能性があります。その結果、実際のセッションがVDAで作成されず、新しいセッションを開始できないことがあります。 [LC6779]
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