XenApp の公開アプリケーションで問題が発生した場合、リモートデスクトップ接続の「接続時に次のプログラムを起動する」オプションを有効にした上で、再現性を確認する必要のある場合があります。公開アプリケーションの起動時にはエクスプローラーシェルが起動されず、Server OS のデスクトップへ RDP で接続する際とは、動作が異なります。デスクトップへ RDP で接続する際にはエクスプローラーシェルが起動され、このシェルの開始によって、問題の発生有無が異なる場合があります。エクスプローラーシェルの有無が問題の発生を左右しうる点を考慮し、公開アプリケーションの起動と同様、エクスプローラーシェルの開始されないプログラム指定での RDP 接続による再現性確認が必要となります。
※すでにリモートデスクトップサービスをインストールされているようでしたら、以降の 3. 4. は設定の足りない部分のみ実行くださいますようお願いいたします。
Windows Server 2012 での設定を下記に記載いたします。
3. VDA サーバーでリモートデスクトップサービスをインストールします。
1) [サーバーマネージャー] を起動し、[管理] の [役割と機能の追加] を選択します。
2) [開始する前に] で [次へ(N)] を押下します。
3) [インストールの種類] で [リモートデスクトップサービスのインストール] を選択し
[次へ(N)] を押下します。
4) [展開の種類]で [クイックスタート] を選択し、[次へ(N)] を押下します。
5) [展開シナリオ] で [セッションベースのデスクトップ展開] を選択し、[次へ(N)] を押下します。
6) [サーバーの選択] で VDAサーバーが選択されていることを確認し、[次へ(N)] を押下します。
7) [確認] で [必要に応じてターゲットサーバーを自動的に再起動する(R)] にチェックを入れ、
[展開(D)] を押下します。
8) インストールが成功したら[閉じる]を押下します。
4. VDA サーバーでリモートデスクトップサービスを設定します。
1) [サーバーマネージャー]-[リモートデスクトップサービス]-[概要]タブを開きます。
2) [展開の概要]の[タスク] プルダウンより [展開プロパティの編集] を選択します。
3) [RDライセンス] でライセンスモードとライセンスサーバーを設定し[OK]を押下します。
4) [サーバーマネージャー]-[リモートデスクトップサービス]-[コレクション]
-[QuickSessionCollection] を開きます。
5) [RemoteApp プログラム] の [タスク] プルダウンより、[RemoteApp プログラムの公開] を選択します。
6) [追加] を選択し、使用するアプリケーションを追加し、チェックを入れます。
7) 使用するアプリケーションの追加が完了したら、[次へ(N)]を押下します。
8) [確認] で [公開(U)] を押下し、完了したら [閉じる] を押下します。
5. リモートデスクトップ接続のプログラム指定でアプリケーションを起動します。
1) クライアント端末において、[リモートデスクトップ接続] を起動します。
2) [全般] タブで接続先のコンピューター名に VDAサーバーを指定します。
3) [プログラム] タブの[接続時に次のプログラムを起動する] にチェックを入れます。
4) [プログラムのパスとファイル名] に起動するアプリケーションのパスを指定します。
例)メモ帳の場合
C:\Windows\System32\notepad.exe
5) [接続] を押し、アプリケーションをリモートデスクトップ接続で起動します。