ファイル名: CPVS71003.zip
対象製品:Provisioning Services 7.1。オペレーティングシステムに関する要件など、そのほかの情報について詳しくは、Citrix製品ドキュメントライブラリであるCitrix eDocsを参照してください。
置き換えられるHotfix:以前のすべてのバージョン
日付:2014年7月
言語: 日本語、英語、簡体字中国語
Readme Version: 1.00
このReadmeの更新履歴
バージョン | 日付 | 変更内容 |
1.00 | 2014年7月 | 初版 |
この文書では、このリリースにより解決される問題、およびインストール方法について説明します。サポートされるオペレーティングシステム、システム要件など、製品について詳しくは、Citrix製品ドキュメントライブラリであるCitrix eDocsを参照してください。
Provisioning Services 7.1のリリース以降、以下の問題が解決されています。
管理コンソールの問題 |
サーバーの問題 |
ターゲットデバイスの問題 |
XenDesktopのセットアップウィザードで、XenServerのホームサーバー上にターゲット仮想マシンを正しく作成したり起動したりできないという問題がありました。この問題は、テンプレートのプロパティでホームサーバーとしてセカンダリのサーバーが指定されていると発生します。このテンプレートを使用してXenDesktopのセットアップウィザードを実行すると、プライマリのサーバー上でターゲットデバイスが起動します。
[#LA4756]
論理ネットワークの[Network sites within this logical network are not connected]オプションが選択されている場合にXenDesktopのセットアップウィザードでのHyper-V仮想マシンの作成に失敗することがありました。
[#LA4837]
ストリーム配信仮想マシンセットアップウィザードでVMware ESXサーバー上のテンプレートから作成した仮想マシンで、起動順序が正しく設定されないという問題がありました。この問題では、BIOSでの起動順序(CD-ROM、ネットワークの順)が設定される代わりに、ネットワークが最初の起動デバイスとして設定されます。
[#LA5379]
ストリーム配信仮想マシンセットアップウィザードで作成したターゲットにテンプレートの起動プロパティが正しく適用されないという問題がありました。
この問題を解決するには、次のレジストリキーを作成します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ProvisioningServices
値の名前:UseTemplateBootOrder
種類:REG_DWORD
値のデータ:1
[#LA5463]
VMware vSphereを使用する環境で、Provisioning ServicesのXenDesktopセットアップウィザードでの仮想マシンの作成に失敗することがありました。この問題は、vDiskキャッシュの作成場所がサーバー上またはデバイスRAMである場合に発生します。
[#LA5787]
[サイト]のプロパティを開くときに、Provisioning Servicesコンソールが異常終了することがありました。
[#LA5802]
ビューの作成時に、Provisioning Servicesコンソールが異常終了することがありました。
[#LC0075]
XenDesktopセットアップウィザードでSystem Center Virtual Machine Manager(SCVMM)を使用した仮想マシンの作成に失敗することがありました。この問題は、テンプレートに論理ネットワークが構成されていない場合に発生します。この問題が発生すると、コンソールのログファイルに失敗が記録されます。
[#LC0080]
適切なドメイン権限のないアカウントでWindowsにログオンしたユーザーが完全なActive Directory権限を持つ別のアカウントでProvisioning Servicesコンソールにログオンした場合、Active Directoryアカウントの作成、削除、およびリセットに失敗するという問題がありました。この場合、Provisioning Servicesコンソールのユーザーアカウントではなく、Windowsのユーザーアカウントでの権限が適用されます。
[#LC0163]
XenDesktopセットアップウィザードでXenServer上に仮想マシンを作成するときにISOファイルがアタッチされたテンプレートを使用すると、プロビジョニングされた仮想マシンにISOがアタッチされないという問題がありました。
[#LC0209]
Provisioning ServicesでプロビジョニングされたRemote Desktop Services(RDS)カタログに、Machine Creation Services(MCS)でプロビジョニングされたカタログと異なるプロパティ(割り当ての種類:ランダム、ユーザーデータ:破棄)が設定されるという問題がありました。
[#LC0210]
Provisioningサーバーに新しいドライブを追加するときに、vDiskストアの作成ユーティリティで、新規にフォーマットされたドライブにアクセスできなくなることがありました。この問題が発生した場合、そのドライブにオブジェクトを作成するか、そのドライブのプロパティの[セキュリティ]タブを選択するとアクセス可能になります。この問題は、[パス]タブの[参照]オプションを使用すると発生します。
[#LA4577]
PXEブート時にデバイスが異常終了するという問題がありました。この問題は、ターゲットデバイスのメモリマップ内にオペレーティングシステムで使用可能なメモリ領域が10以上ある場合に発生します。この場合、RAMキャッシュモードのエラー「十分なRAMがありません」が発生することもあります。
[#LA4646]
Provisioning Servicesサーバーの再起動時に、Citrix PVS TFTP ServiceおよびCitrix PVS Two-Stage Boot Serviceが起動に失敗することがありました。
この修正を有効にするには、次のレジストリキーを設定します。
Citrix PVS TFTP Serviceの場合:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\BNTFTP\Parameters
値の名前:InitTimeoutSec
種類:REG_DWORD
値のデータ:1~4秒(デフォルトは1秒)
値の名前:MaxBindRetry
種類:REG_DWORD
値のデータ:5~20の試行数(デフォルトは5)
Citrix PVS Two-Stage Boot Serviceの場合:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\PVSTSB\Parameters
値の名前:InitTimeoutSec
種類:REG_DWORD
値のデータ:1~4秒(デフォルトは1秒)
値の名前:MaxBindRetry
種類:REG_DWORD
値のデータ:5~20の試行数(デフォルトは5)
[#LA4927]
vDiskおよびそれに関連付けられたファイルをエクスポートしてほかのファームのストアにインポートした場合、インポート先のファームのvDiskでターゲットデバイスを起動するときにStreamProcess.exeでそのファームのUNCパスが照会されず、エクスポート元のUNCパスが照会されるという問題がありました。この結果、ターゲットデバイスの起動に時間がかかる場合があります。
[#LA4930]
サイト全体のvDiskの複製状態をチェックするときに、ほかのサイトのサーバーについて到達不能のメッセージが表示されることがありました。
[#LA4998]
ログインサーバーが複数ある環境で最初のサーバーがターゲットデバイスに応答しない場合、仮想マシンが正しく起動せずに応答を停止し、ブートストラップ一覧の次のログインサーバーへの接続が試行されないという問題がありました。この結果、起動デバイスマネージャー(BDM)によるターゲットデバイスの起動に失敗して「No ARP Reply」という内容のメッセージが表示されます。
[#LA5029]
vDiskをマージするときに、仮想ハードディスク(VHD)ファイルと自動仮想ハードディスク(AVHD)ファイルのパスとして、相対パスよりも先に絶対パスが使用されることがありました。この問題が発生するとマージに失敗し、マージされたディスクが破損することがあります。この問題は、vDiskを移動した後で絶対パスが無効になった場合に発生します。
[#LA5316]
起動するターゲットのvDiskが見つからない場合に不適切なメッセージ「vDiskファイルアクセスが拒否されました。エラー:0x2」が表示されるという問題がありました。この修正により、正しいメッセージ「ファイルが見つかりません」が表示されるようになります。
[#LA5327]
Soap Serviceのデータベースへのアクセス時のパフォーマンスが低下することがありました。この問題が発生すると、Soap Serviceを再起動しないとProvisioning Servicesコンソールが正しく動作しません。この修正により、Soap Serviceのパフォーマンスが改善されます。
[#LA5418]
Soap Serverの起動時にドメイン名の情報を取得できないという問題がありました。この問題は、システム上のすべてのネットワークインターフェイスが初期化される前にSoap Serverが起動して、ドメインコントローラーに接続できない場合に発生します。
[#LA5459]
一部のProvisioning ServiceサーバーでvDiskが使用不能として表示されることがありました。この場合、そのリモートサーバー上のStream Serviceを再起動する必要があります。
[#LA5514]
この拡張により、Personal vDisk(PvD)をPvDターゲットデバイスに割り当てるための機能が追加されます。
警告:PvDのターゲットデバイスと系統が異なるvDiskを割り当てると、PvDターゲット上のすべてのデータが起動時に削除されます。新しいvDiskとPvDターゲットが同じ系統であることを確認してから割り当ててください。
[#LA5661]
パケット送信時にソケットエラーが発生し、StreamProcess.exeプロセスが異常停止することがありました。
[#LA5686]
Citrix Provisioning ServicesコンソールにvDiskのコピー状態が正しく表示されないという問題がありました。この問題が発生した場合、Stream Serviceを再起動する必要がありました。
[#LA5762]
ストリーム配信仮想マシンセットアップウィザードを使用するときに、Provisioning Servicesでクラスター内のホストのストアからテンプレート情報を取得できず、次のエラーメッセージが表示されることがありました。
「オブジェクト参照がオブジェクトインスタンスに設定されていません。」
[#LA5783]
すべてのProvisioningサーバー上でvDiskを別のストアに複製するときに、ログに複製状態が正しく記録されないという問題がありました。
[#LA5818]
Network File System(NFS)ストレージを使用する場合、vDiskのバージョンの統合に失敗し、次の内容のエラーメッセージが表示されることがありました。
「十分な空きディスク領域がありません。エラー番号:0xE0000070」
[#LA5906]
固定サブネットアフィニティが設定されたターゲットデバイスで[Auto Rebalance]を有効にすると、サブネットアフィニティ設定が正しく適用されないという問題がありました。この結果、ほかのサブネットのサーバー上にターゲットデバイスがリバランスされることがあります。
[#LA5917]
個別の管理ネットワークとストリーム配信ネットワークを持つマルチホームのPVSサーバー環境で、PVSコンソールからのメッセージ送信や再起動要求が正しく実行されなくなることがありました。
[#LC0074]
ターゲットデバイスの再起動時にMicrosoft Windowsが正しくアクティブ化されないという問題がありました。この問題は、vDiskでMicrosoft Multiple Activation Key(MAK)ライセンス機能を使用する場合に発生します。
[#LC0079]
RAMキャッシュを有効にすると、ターゲットデバイスが起動に失敗してBlInitializeLibraryエラーが表示されることがありました。
[#LC0179]
vDiskの統合によりvDiskが破損することがありました。
[#LC0239]
通知領域のアイコンに赤いXが表示された仮想ハードディスク(VHD)にターゲットデバイスから接続できず、次のエラーメッセージが表示されることがありました。「Bnistack failed to load due to NIC Miniport is not ready.」
[#LC0071]
Provisioning Servicesサーバーで、新しく割り当てられたマシンアカウントのActive Directoryパスワードを取得できないという問題がありました。この問題は、ドメインサーバーへの初期パスワードの変更要求がタイムアウトすると発生します。この結果、ターゲットデバイスでドメインにログオンできなくなります。
[#LC0078]
重要:このリリースには、以下のリリースに含まれていたすべて修正が含まれています。これらのHotfixのReadmeを参照して、適用後に何らかの構成(レジストリキー設定など)が必要かどうかを確認してください。
PVS710TargetDeviceWX64001 | CTX140064 |
PVS710TargetDeviceWX86001 | CTX140065 |
PVS710TargetDeviceWX64002 | CTX140409 |
PVS710TargetDeviceWX86002 | CTX140410 |
インストールパッケージコンポーネント | Hotfix名 | バージョン |
Provisioning Services Server | CPVS71003 | 7.1.3.1 |
Provisioning Services Console | CPVS71003 | 7.1.3.1 |
Provisioning Services Target Device | CPVS71003 | 7.1.3.1 |
ターゲットデバイスバイナリ
注:以下の情報は、ターゲットデバイスの手作業によるアップグレードを行う場合にのみ必要です。手作業でアップグレードする場合は、以下のファイルを、このパッケージに含まれているファイルで置き換えてください。
ターゲットデバイスバイナリ | バージョン | インストール先 |
ADSI_DLL.dll | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services |
BNDevice.exe | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services |
BNPS.dll | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services |
CVhdMount.exe | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services |
BNIStack.sys (Windows XP) | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
BNIStack6.sys (Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、およびWindows Server 2012 R2) | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
CFsDep2.sys | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
CNicTeam.sys | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
CVhdBusp51.sys (Windows XP 32ビット) | 7.1.1.4024 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
CVhdBusp52.sys (Windows XP 64ビット) | 7.1.1.4024 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
CVhdBusp6.sys (Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2) | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
CVhdMp.sys (Windows 8、Windows Server 8.1、Windows Server 2012、およびWindows Server 2012 R2) | 7.1.3.1 | %ProgramFilesFolder%\Citrix\Provisioning Services\drivers; %Systemroot%\System32\drivers |
重要:このリリースには、製品の一部の更新ではなく製品全体が含まれています。このリリースをインストールする前に、既存のProvisioning Services 7.1、Hotfix 1および2をアンインストールしてください。
注:Windows Server 2008上にインストールされたProvisioning Services 7.1、Hotfix 1および2については、アンインストール時に問題が発生することが確認されています。この問題は断続的に発生します。問題が発生した場合は、これらのリリースが正しくアンインストールされるまで、アンインストール操作を繰り返してください。
コンソールコンポーネント:
このHotfixのコンソールコンポーネントのインストールについては、eDocsを参照してください。
このリリースのインストールにより、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]の一覧に、[Citrix Provisioning Services Console(x64)]が追加されます。
サーバーコンポーネント:
このHotfixのサーバーコンポーネントのインストールについては、eDocsを参照してください。
このリリースのインストールにより、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]の一覧に、[Citrix Provisioning Services(x64)]が追加されます。
ターゲットデバイス:
このHotfixのターゲットデバイスコンポーネントのインストールについては、eDocsを参照してください。
このリリースのインストールにより、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]の一覧に、[Citrix Provisioning Services Target Device(x64)]が追加されます。