Microsoft Internet Explorer 11-Citrixでの既知問題

Microsoft Internet Explorer 11-Citrixでの既知問題

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Article ID: CTX139962

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日本語版ご利用にあたって
【重要】本資料は原文である英語版 Knowledge Base から日本語訳されたものであり、最新の更新が反映されていない場合がございます。ご利用にあたっては、英語版の最新情報をあわせてご確認いただけますようお願いいたします。

この文書では、Citrix 製品と Internet Explorer 11 for Windows 7 SP1、Windows 2008 R2 SP1 および Desktop Mode Internet Explorer 11 for Windows 8.1、Windows Server 2012 R2 の互換性について説明しています。ここでは、Microsoft Internet Explorer 11 と共に以下の Citrix 製品と使用している場合に報告されている、様々な既知問題の概要を記述しています。
 

XenApp

XenApp 7.6XenApp 7.5XenApp 6.5

XenDesktop

XenDesktop 7.6XenDesktop 7.5XenDesktop 7.1XenDesktop 5.6

StoreFront

StoreFront 2.6StoreFront 2.5StoreFront 2.1

Citrix Receiver

Citrix Receiver for Windows 4.1Citrix Receiver for Windows (Enterprise) 3.4

Web Interface

Web Interface 5.4

注意:
  • Citrix は Microsoft Internet Explorer 11 をサポートします。
  • Citrix は Microsoft Internet Explorer 11 Update KB2929437 が適用された  Windows 7 と Windows Server 2008 R2 をサポートします。
  • Citrixは 現在メインストリームメンテナンスフェーズとなっているXenAppおよびXenDesktopバージョンで使用されている Internet Explorer 11 に対して、合理的なサポートを提供します。実行可能な回避策のない問題に対しては、Citrix はその問題に対する Hotfix の提供に向けて尽力します。
  • この文書は新しい情報が入り次第、随時アップデートされます。

既知問題

以下は、既知問題とその回避策です。
 
HDX Flashクライアントのレンダリング機能が正しく機能しないWeb Interface ログインページで [ログオンの種類] ドロップダウンが表示されない。
Citrix Web Interface 5.4への接続中にセキュリティ警告が表示されるダイアログが表示される
XenApp のサーバーからクライアントURLへのコンテンツリダイレクト機能が失敗するHTML5 ベースのビデオが再生されないか遅くなる


 

問題1 - HDX Flashクライアントのレンダリング機能が正しく機能しない

説明

HDX Flashクライアントのレンダリング機能が、HDX Flashリダイレクトを有効にした XenApp 6.5、XenDesktop 5.6 および XenDesktop 7.1 VDA 環境の Internet Explorer 11 で正しく機能しません。

回避策

HDX Flashサービスは、レジストリキー IEBrowserMaximumMajorVersion の値をクエリして、HDX Flash をサポートする Internet Explorer の最大バージョンを確認します。FlashリダイレクトをInternet Explorer 11 で動作させるには、HDX Flash サービスが動作しているマシン、XenApp で使用している場合は XenApp サーバーで、また XenDesktop を使用している場合は VDA がインストールされているマシンで、レジストリキー IEBrowserMaximumMajorVersion の値を「11」に設定します。

注意:この手順を実行するには、レジストリを編集する必要があります。レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。Citrixでは、レジストリエディターを誤って使用した結果生じる問題の解決については保証できません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。

  • 32ビットオペレーティングシステムの場合:
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Citrix¥HdxMediaStreamForFlash¥Server¥PseudoServer 

    IEBrowserMaximumMajorVersionを追加して、DWORD値00000011を設定します。
  •  64ビットオペレーティングシステムの場合:
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥Citrix¥HdxMediaStreamForFlash¥Server¥PseudoServer 

    IEBrowserMaximumMajorVersionを追加して、DWORD値00000011を設定します。

    注意:上記の回避策は、XenApp 6.5 および XenDesktop 5.6、XenDesktop 7.1 に適用できます。

     

    問題2 - Citrix Web Interface 5.4への接続中にセキュリティ警告が表示される

    説明

    Internet Explorer 11 をインストールした後、または Internet Explorer 9 または Internet Explorer 10 から Internet Explorer 11 にアップグレードした後、Citrix Web Interface 5.4 への接続中にセキュリティ警告のメッセージが表示されることがあります。

    ユーザが追加した画像

    回避策

    [ツール]メニューで[インターネットオプション]-[セキュリティ] タブの順に選択して、Web Interface サイトを[信頼済みサイト]に追加するとこの問題が解決されます。

    注意:
    ・信頼済みサイトゾーンとして動作している必要があります
    ・上記の回避策はWindows 7 SP1、Windows 8.1、Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2012 R2 に適用できます。

     

    問題3 - XenApp のサーバーからクライアントURLへのコンテンツリダイレクト機能が失敗する

    説明

    Internet Explorer 11 にアップグレードした後、XenAppのサーバーからクライアントURLへのコンテンツリダイレクト機能に失敗します。

    回避策

    Internet Explorer 11 をインストールした後、場合によって nternet Explorer の 64 ビットバージョンがデフォルトとして設定され、64 ビットバージョンの Internet Explorer で URL リダイレクトが動作しなくなります。

    この問題を解決するには以下の手順に従います。

    • C:¥Program Files (x86)¥Internet Explorer¥iexplore.exeにある 32 ビットの Internet Explorer を開きます。

    • [ツール]-[インターネットオプション]-[プログラム] の順に選択して、[既定に設定]ボタンをクリックします。

     

    注意:この回避策は、Windows 2008 R2 SP1 上で動作している XenApp 6.0 または XenApp 6.5 で有効です。

     

    問題4 - Web Interface ログインページで [ログオンの種類] ドロップダウンが表示されない。

    説明

    Web Interface ログインページでログオン方法を選択するための [ログオンの種類] ドロップダウンオプションが表示されません。

    回避策

    この問題を解決するには以下を行います。

    • [ツール] メニューで [インターネットオプション]-[セキュリティ] タブの順に選択して、Web Interface サイトを [信頼済みサイト] に追加します。
    注意:信頼済みサイトゾーンとして動作している必要があります

    • Internet Explorer の [ツール] メニューで [互換表示設定] を選択して、Web Interface サイトを互換表示で表示する Web サイトとして追加します。

     


    問題5 - ダイアログが表示される

    説明

    Internet Explorer の [ツール] メニューで [インターネットオプション] - [セキュリティ] タブの順に選択して、Web Interface サイトを [信頼済みサイト] に追加した後も、ユーザーが公開アプリケーションまたは公開デスクトップを起動しようとすると、ユーザーに [開く]、[保存]、[キャンセル] と表示されたダイアログが表示されることがあります。

    ユーザが追加した画像

    回避策

    この問題を解決するには以下を行います。

    • [ツール]メニューで[インターネットオプション]-[セキュリティ]タブの順に選択して、Web Interfaceサイトを[信頼済みサイト]に追加します。

    • Internet Explorerの[ツール]メニューで[互換表示設定]を選択して、Web Interfaceサイトを互換表示で表示するWebサイトとして追加します。

    注意
    ・信頼済みサイトゾーンとして動作している必要があります
    ・Internet Explorer 11で中-高セキュリティレベルが設定されている場合は、スマートスクリーンフィルタを無効にする必要があります。
    上記に記載の現象はStorefront 2.1では確認されていません。

     

    問題6 - HTML5 ベースのビデオが再生されないか遅くなる

    説明

    HTML5 ベースのビデオが再生されないか遅くなる

    回避策

    この問題を解決するには以下を行います。

    •[ツール]メニューで[インターネットオプション]-[詳細設定]タブの順に選択して「設定」 の 「GPUレンダリングでなく、ソフトウェアレンダリングを使用する」にチェックして [OK] をクリックします。
    •Internet Explorer を再起動します。

     

    Issue/Introduction

    この文書では、Citrix 製品と Internet Explorer 11 for Windows 7 SP1、Windows 2008 R2 SP1 および Desktop Mode Internet Explorer 11 for Windows 8.1、Windows Server 2012 R2 の互換性について説明しています。

    Additional Information

    この資料は米国のKnowledge Baseで提供している資料をもとに作成したものです。

    Document ID:CTX139939

    Microsoft Internet Explorer 11 - Citrix Known Issues