ファイル名: XDJ400PM011.zip
対象製品:以下のオペレーティングシステムの32ビット版および64ビット版で動作するサーバー
置き換えられるHotfix:以前のすべてのバージョン
日付: 2013年12月
言語: 日本語
Readme Version: 1.00
このReadmeの更新履歴
Version | 日付 | 変更内容 |
1.00 | 2013年12月 | 初版 |
注意:このリリースのインストール後、一部のレジストリの変更が必要になる場合があります。レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、弊社では一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。
この文書では、このリリースにより解決される問題、およびインストール方法について説明します。サポートされるオペレーティングシステム、システム要件など、製品について詳しくは、Citrix製品ドキュメントライブラリであるCitrix eDocsを参照してください。
大規模デスクトップ環境(1300以上)で一部のSDKコマンドを実行すると、以下の例外が発生することがありました。
「System.ServiceModel.CommunicationException:An existing connection was forcibly closed by the remote host.」この問題は、MaxReceivedMessageSizeのデフォルト値を超える要求が管理サーバーに送信されると発生します。
この問題を解決するには、この修正の適用後、以下のレジストリを設定します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ManagementServer\Bindings\NetTcpBinding
値の名前:MaxReceivedMessageSize
種類:REG_DWORD
値のデータ:0x20000(要求の上限値)
[XDJ400PM011より][#258229]
プールされたデスクトップが再起動するとき、CdsPoolMgr.exe.configファイルの[appSettings]セクションに設定されているLogOffActionDelayの待機期間が無視されてしまうことがありました。そのため、ログオフスクリプトを実行し完了するのに十分な時間がなくなる可能性があります。
この修正を適用した後は、ユーザーがセッションからログオフするとき、プールされたデスクトップはLogoffActionDelay設定に指定されている期間待機してから再起動するようになります。デフォルトの期間は420秒(7分)です。この値を変更するには、C:\Program Files\Citrix\VmManagementにあるCdsPoolMgr.exe.configファイルの[appSettings]セクションに、以下のエントリを追加します。
<add key=LogOffActionDelay value=xyz/>。 ここで、xyzは秒単位の待機期間で、この期間を過ぎるとPool Management Serviceが再起動されます。
XenDesktop、Provisioning Services、およびXenServerの統合におけるトラブルシューティングについて詳しくは、Citrix Knowledge CenterのCTX125180(英文)を参照してください。
[XDJ400PM011より][#LA0449]
失敗したログオン試行を繰り返すと、Pool Managerの再接続試行が繰り返され、その数がvCenterに表示される合計セッション数の値に加算されるという問題がありました。
[XDJ400PM011より][#LA1215]
ゾーンのデータコレクター上で動作するcdspoolmgr.exe(PoolManagementService)プロセスの起動時に過剰にメモリが消費されることがありました。この問題が発生すると、VDAへのログオンに時間がかかったり失敗したりすることがあります。
[XDJ400PM011より][#LA4169]
%path%変数にc:\windows\syswow64が含まれていると、エラーが発生してPool Managementコンポーネントのインストールに失敗するという問題がありました。
[XDJ400PM001より][#219054]
アイドルデスクトップ数が0で、ログオフ時の動作として仮想デスクトップの再起動が設定されている場合に、アイドル時にVirtual Desktop Agentに接続すると、接続処理が完了する前にVirtual Desktop Agentが終了することがありました。この問題を完全に解決するには、Desktop Delivery Controller側にも参照番号#226859に対する修正をインストールする必要があります。
[XDJ400PM001より][#226859]
Pool Management Service(CdsPoolMgr.exe)による過度なメモリ消費が発生することがありました。
[XDJ400PM002より][#212622]
Virtual Desktop Agentの状態を示すSystem Center Virtual Machine ManagerカスタムプロパティCTXMgtInfoで、不正な結果が返されることがありました。
[XDJ400PM002より][#225274]
Pool Management Serviceで、サーバーおよびネットワークに問題がなくても接続を回復できなくなることがありました。
[XDJ400PM002より][#225544]
この修正により、XenDesktopのメモリリークの問題が解決されます。この問題を完全に解決するには、サーバー側にも参照番号#231640に対する以下の3つの修正(またはこれらを置き換えるもの)をすべてインストールする必要があります。
[XDJ400PM003より][#231640]
vSphere 4.0のデフォルトの証明書を使用すると、XenDesktop Desktop Delivery ControllerとXenDesktop Setup WizardがVMware Virtual CenterとHTTPSで通信できないという問題がありました。vSphere 4.0のデフォルトの証明書を有効にするには、Desktop Delivery ControllerとSetup WizardコンピューターのTrusted Peopleストアに配置してください。
注:実際の業務環境でvSphere 4.0のデフォルトの証明書を使用することは推奨されません。
この問題を完全に解決するには、参照番号#232821に対する修正を含んでいるPool Management ServiceおよびセットアップウィザードのHotfixをインストールする必要があります。
[XDJ400PM003より][#232821]
これは、XenDesktop 4で管理者の権限設定機能と設定変更ログ機能を使用するためのコンポーネントです。これらの機能により、大規模なIT環境で管理タスクを役割に応じて分担したり、設定の変更内容に関するレポートを作成したりできるようになります。これらの機能を有効にするには、以下のHotfix(またはそれを置き換えるもの)またはXenDesktop 4 Service Pack 1(CTX128541)をインストールする必要があります。
[XDJ400PM007より][#236304]
同一セッション内でPool Management Serviceが大量のフィルターを作成すると、VMWare Serviceが異常停止することがありました。
[XDJ400PM007より][#237615]
Pool Management Serviceとホストインフラストラクチャ(VMware vCenter、Microsoft SCVMM)との通信の失敗により、プールされたデスクトップにユーザーが接続できなくなることがありました。この問題の原因には、ネットワーク障害やデータベース障害が含まれます。
この機能拡張により、セッションの仲介をサポートする「バイパス」ロジックが追加され、Pool Managementとホストインフラストラクチャとの通信に障害が生じた場合のユーザーの接続の問題が軽減されます(ただし、仮想マシンが起動しており、登録済みの状態であり、デスクトップグループのログオフ時の動作が構成されていない場合)。
このバイパスロジックは、デフォルトで有効になっています。無効にするには、次のレジストリキーを作成します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\PoolManagement
値の名前:PMResiliency
種類:REG_DWORD
値のデータ:0
バイパスコードを実行するかどうかは、以下のように決定されます。
[XDJ400PM007より][#242061]
Virtual Desktop Agentが、Desktop Delivery Controllerのアイドルプールでの指定よりも1時間遅れて起動するという問題がありました。この問題は、[タイムゾーン]設定の[自動的に夏時間の調整をする]が無効な場合に発生します。
[XDJ400PM007より][#234616]
Pool ManagementでXenServerハイパーバイザーとの通信に失敗して、イベントログに以下のエラーメッセージが記録されることがありました。
「The Citrix Desktop Delivery Pool Managementサービスは、デスクトップグループ<x>のホストサーバーと通信できませんでした。ホストサーバーのアドレスは 'http://xxx.xxx.xxx.xxx/' です。接続は、2分毎に繰り返されます。」
[XDJ400PM007より][#237942]
メンテナンスモードから復帰した後で、ログオンのためにVirtual Desktop Agentをすぐに使用できないことありました。この問題は、構成キャッシュがマシンの最新の状態で更新されるときに発生する遅延の結果起きていました。この問題を完全に解決するには、サーバー側にも参照番号#247181に対する以下の3つの修正(またはこれらを置き換えるもの)をすべてインストールする必要があります。
[XDJ400PM008より][#247181]
50個以上のデスクトップグループが存在する場合は、SCVMMサービスのメモリ消費が500MBから3GBにまで増大し、最終的にサービスが予期せず終了することがありました。
[XDJ400PM008より][#250255]
VirtualCenter内の仮想マシン名に波かっこ("{"および"}")が含まれる場合は、デスクトップグループ内の仮想マシンを列挙しようとするとエラーが発生することがありました。
[XDJ400PM008より][#253158]
注:
このバージョンのPoolManagementService.msiファイルは、ZIPファイルとしてパッケージされています。Windows Installerパッケージの配布方法について詳しくは、Microsoft Knowledge BaseのArticle ID 884016、またはMicrosoft社のWebサイト(キーワードに「msiexec」を指定して検索できます)を参照してください。
このバージョンを正しくインストールするには、サーバーのレジストリ変更が許可されている必要があります。
このバージョンをインストールするには
ネットワーク上の共有フォルダーに、このファイルをコピーします。
圧縮ファイルを展開して、対象のコンピュータ上にPoolManagementService.msiを保存します。
MSIファイルを実行します。
必要に応じて、コンピューターを再起動します。
このリリースのインストールにより、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]の一覧に、[Citrix Pool Management]が追加されます。