日本語版ご利用にあたって
【重要】本資料は原文である英語版Knowledge Baseから日本語訳されたものであり、最新の更新が反映されていない場合がございます。ご利用にあたっては、英語版の最新情報をあわせてご確認いただけますようお願いいたします。
概要
この文書では、仮想デスクトップ上でWindowsリモートアシスタンスを使用するためのDesktop Directorの要件、XenDesktop Virtual Desktop Agent(VDA)インストーラーにより加えられる設定変更、リモートアシスタンスの手動での設定方法、およびリモートアシスタンスをインストールしなかった場合の影響について説明します。
注:この文書はXenDesktop 7 Directorにも当てはまります。Directorがユーザーセッションをシャドウできることを確認します。
背景
Desktop Directorは、XenDesktop 5で導入された、Webベースのヘルプデスクおよび操作コンソールです。
ユーザーまたは仮想デスクトップの問題のトラブルシューティング時には、オペレーターは仮想デスクトップマシンへのリモートアシスタンス接続を開始することにより、エンドユーザーをシャドウできます。
Instructions
リモートアシスタンスの設定XenDesktop VDAインストーラーでは、Desktop Directorで使用できるように、リモートアシスタンスを設定できます。
1.リモートアシスタンスを自動的に設定するには、
[仮想デスクトップの構成]画面で
[ユーザーデスクトップシャドウ]チェックボックスをオンにします。
2.Windows Firewall/Internet Connection Sharing(ICS)サービスが
[無効]に設定されていると、次の画面が表示されます。
3.Windows Firewall/ICSサービスが
[有効]に設定されていると、次の画面が表示されます。
インストーラーでは、次の設定を変更します。
• リモートアシスタンスに対するWindowsファイアウォール例外を有効にします。
• Vista以降については、
[リモートアシスタンス]例外を有効にします。
• Windows XPについては、次の手順を実行します。
1. [リモートアシスタンス]例外を有効にします。
2. [TCP 135]例外を追加して有効にします。
3. 「%systemroot%¥PCHEALTH¥HELPCTR¥Binaries¥helpsvc.exe」例外を追加して有効にします。
Windows リモート アシスタンスを、招待ファイルを使用せずコンピューター名で利用する場合には、Microsoftグループポリシーも設定する必要があります。
[コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[システム]>[リモートアシスタンス]>[リモートアシスタンスを提供する]を有効にし、ヘルパーの一覧にDirectorユーザーを追加します。

注:リモートアシスタンスでは、動的ポートTCP/UDP 49152~65535を使用します。これらのポートがファイアウォールによりブロックされていないことを確認してください。
リモートアシスタンスを有効にしない場合仮想デスクトップ上でリモートアシスタンスが正しく設定されていないと、次のスクリーンショットに示すように、Desktop Directorの
[Shadow]機能は使用できません。

1.[セッション詳細]ページで
[Shadow]を選択すると、次のエラーが表示されます。
「Failed to initiate Remote Assistance:You have insufficient permissions (error code 102)...」
ログの名前: アプリケーション
ソース: Citrix Desktop Director Service
日付: 9/22/2011 6:40:05 AM
イベントID: 1
タスクのカテゴリ:なし
レベル: エラー
キーワード: クラシック
ユーザー: N/A
コンピューター: xxxxxxxxxxx.xxx.com
説明:
Access was denied when accessing the data source 'virtual desktop via Remote Assistance DCOM' ('xxxxx.xxx.xxx.com').
ユーザーにこのデータソースにアクセスするためのアクセス許可があることを確認します。
2.イベントIDには、VDAのDNS名が記載されていることに注目してください。VDAのプライマリDNSサフィックスの変更が必要になる場合があります。XenDesktop 5 Service Pack 1では、DNS名前空間の不一致の問題に対処しています。
注
Desktop Directorのその他のページは影響を受けません。
Desktop Studioはリモートアシスタンスの影響を受けません。