Desktop Directorに対してリモートアシスタンスを有効にする方法

Desktop Directorに対してリモートアシスタンスを有効にする方法

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Article ID: CTX127389

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日本語版ご利用にあたって

【重要】本資料は原文である英語版Knowledge Baseから日本語訳されたものであり、最新の更新が反映されていない場合がございます。ご利用にあたっては、英語版の最新情報をあわせてご確認いただけますようお願いいたします。

概要

この文書では、仮想デスクトップ上でWindowsリモートアシスタンスを使用するためのDesktop Directorの要件、XenDesktop Virtual Desktop Agent(VDA)インストーラーにより加えられる設定変更、リモートアシスタンスの手動での設定方法、およびリモートアシスタンスをインストールしなかった場合の影響について説明します。

注:この文書はXenDesktop 7 Directorにも当てはまります。Directorがユーザーセッションをシャドウできることを確認します。

背景

Desktop Directorは、XenDesktop 5で導入された、Webベースのヘルプデスクおよび操作コンソールです。

ユーザーまたは仮想デスクトップの問題のトラブルシューティング時には、オペレーターは仮想デスクトップマシンへのリモートアシスタンス接続を開始することにより、エンドユーザーをシャドウできます。
 

Instructions

リモートアシスタンスの設定

XenDesktop VDAインストーラーでは、Desktop Directorで使用できるように、リモートアシスタンスを設定できます。

1.リモートアシスタンスを自動的に設定するには、[仮想デスクトップの構成]画面で[ユーザーデスクトップシャドウ]チェックボックスをオンにします。

2.Windows Firewall/Internet Connection Sharing(ICS)サービスが[無効]に設定されていると、次の画面が表示されます。
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3.Windows Firewall/ICSサービスが[有効]に設定されていると、次の画面が表示されます。
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インストーラーでは、次の設定を変更します。

• リモートアシスタンスに対するWindowsファイアウォール例外を有効にします。

• Vista以降については、[リモートアシスタンス]例外を有効にします。

• Windows XPについては、次の手順を実行します。
1. [リモートアシスタンス]例外を有効にします。
2. [TCP 135]例外を追加して有効にします。
3. 「%systemroot%¥PCHEALTH¥HELPCTR¥Binaries¥helpsvc.exe」例外を追加して有効にします。
4. http://support.microsoft.com/kb/555179 を参照してください。


Windows リモート アシスタンスを、招待ファイルを使用せずコンピューター名で利用する場合には、Microsoftグループポリシーも設定する必要があります。
 [コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[システム]>[リモートアシスタンス]>[リモートアシスタンスを提供する]を有効にし、ヘルパーの一覧にDirectorユーザーを追加します。

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注:リモートアシスタンスでは、動的ポートTCP/UDP 49152~65535を使用します。これらのポートがファイアウォールによりブロックされていないことを確認してください。


リモートアシスタンスを有効にしない場合

仮想デスクトップ上でリモートアシスタンスが正しく設定されていないと、次のスクリーンショットに示すように、Desktop Directorの[Shadow]機能は使用できません。

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1.[セッション詳細]ページで[Shadow]を選択すると、次のエラーが表示されます。
「Failed to initiate Remote Assistance:You have insufficient permissions (error code 102)...」
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ログの名前:      アプリケーション
ソース:        Citrix Desktop Director Service
日付:          9/22/2011 6:40:05 AM
イベントID:      1
タスクのカテゴリ:なし
レベル:         エラー
キーワード:      クラシック
ユーザー:          N/A
コンピューター:      xxxxxxxxxxx.xxx.com
説明:
Access was denied when accessing the data source 'virtual desktop via Remote Assistance DCOM' ('xxxxx.xxx.xxx.com').
ユーザーにこのデータソースにアクセスするためのアクセス許可があることを確認します。

2.イベントIDには、VDAのDNS名が記載されていることに注目してください。VDAのプライマリDNSサフィックスの変更が必要になる場合があります。XenDesktop 5 Service Pack 1では、DNS名前空間の不一致の問題に対処しています。
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Desktop Directorのその他のページは影響を受けません。
Desktop Studioはリモートアシスタンスの影響を受けません。
 

Issue/Introduction

この文書では、仮想デスクトップ上でWindowsリモートアシスタンスを使用するためのDesktop Directorの要件、XenDesktop Virtual Desktop Agent(VDA)インストーラーにより加えられる設定変更、リモートアシスタンスの手動での設定方法、およびリモートアシスタンスをインストールしなかった場合の影響について説明します。 注:この文書はXenDesktop 7 Directorにも当てはまります。Directorがユーザーセッションをシャドウできることを確認します。

Additional Information

追加情報

• CTX131165 – XenDesktop Error: The user name could not be found

• CTX131623 – Hotfix XD200DDirector001 (Version 2.0.1) - For Citrix Desktop Director 2.0 - Japanese - Shadowing Windows XP (32-bit Edition) systems does not work.[From XD200DDirector001][#LA0695]

• Citrix eDocs - ユーザーのシャドウ

• コマンドプロンプトで「msra /offerra <machine name>」と入力することにより、DDCから直接コンピューターにリモート接続できますか。
 
2008 R2 Service Pack 1の非DDCサーバー上でブラウザーを開き、2008 R2 Service Pack 1のDDCサーバー上のDesktop DirectorのURLを指定する場合、Desktop Directorを通してシャドウを実行すると、その結果、種類がXMLのリモートアシスタンス(RA)起動ファイルが生成されます。このファイルを開くことを選択すると、ブラウザーウィンドウが開き、XMLコードが表示されます。リモートアシスタンス機能がすべてのサーバーにインストールされていることを確認します。また、リモートの非DDCが2008または2008 R2である場合、Desktop Directorはリモートの非DDCサーバーに直接インストールして実行する必要があります。リモートブラウザーを認識するサーバー(XMLコードなし)には、[スタート]>[プログラム]>[リモートアシスタンス]または[すべてのプログラム]>[メンテナンス]>[Windowsリモートアシスタンス]プログラムメニューショートカットがあります。
 
注:外部Desktop Directorを使用して(DDCを通してではなく)シャドウを実行する場合、デスクトップに接続することができ、シャドウのためのアクセス許可を指定するように要求されますが、要求が受け入れられると、リモートアシスタンスセッションは直ちに終了されます。

お客様は次のポリシーを設定しています。
 [コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[Windowsコンポーネント]>[リモートデスクトップサービス]>[リモートデスクトップセッションホスト]>[接続]

このポリシーを使用して、次のことを実行できます。
 
[有効]を選択することにより、リモートデスクトップサービスを使用してリモート接続することをユーザーに許可する。
 
• リモートデスクトップサービスのユーザーセッションに対してリモート制御のルールを設定する。このポリシーは、[ユーザーの許可によりフルコントロール]を選択して有効にします。

この2つ目のポリシーは、[リモート制御を許可しない]に設定されています。

詳しくは、Knowledge CenterのCTX787589 – Shadow Options are Unavailable in the ICA Listener or Management Server Consolesを参照してください。

情報バーまたはファイルのダウンロードメッセージについては、ブラウザーの[ツール]メニューからポップアップブロッカーを無効にします。
 
免責事項

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関連情報

この資料は米国のKnowledge Baseで提供している資料をもとに作成したものです。

文書ID:CTX127388

How to Enable Remote Assistance for Desktop Director