Citrix XML Service で IIS と TCP ポートを共有する方法

Citrix XML Service で IIS と TCP ポートを共有する方法

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Article ID: CTX125589

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Description

この文書では、Windows Server 2008 上で IIS とポートを共有するように XML Service を設定する方法を説明します。


Instructions


日本語版ご利用にあたって

【重要】本資料は原文である英語版Knowledge Baseから日本語訳されたものであり、最新の更新が反映されていない場合がございます。ご利用にあたっては、英語版の最新情報をあわせてご確認いただけますようお願いいたします。


注意: CtxIntegrated 仮想フォルダを作成した後、匿名認証を無効にする必要があります。また、Windows統合認証を仮想ディレクトリで有効にする必要があります。

Citrix XML Service を停止して登録を解除するには

1. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行して、Citrix XML Service を停止します。 

net stop ctxhttp

2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行して、Citrix XML Service をアンインストールします。 

ctxxmlss /u

 

IIS 7.x とポートを共有するようにCitrix XML Serviceを設定するには

1. ¥Inetpub フォルダを開きます。
2. Scripts というフォルダを新規作成します。
2. Web サーバーの Scripts ディレクトリに以下のファイルをコピーします。
ctxconfproxy.dll 
ctxsta.config 
ctxsta.dll 
ctxxmlss.txt 
radexml.dll 
wpnbr.dll 
 

注意:
  • 64ビットのスクリプトファイル(CtxConfProxy.dll、ctxsta.dll、wpnbr.dll、radexml.dll、ctxadmin.dll)はインストールディスクの各 x64 フォルダに配置されたファイルをご利用ください。32 ビットのスクリプトファイルは XenAppのインストール時に\Program Files(x86)\Citrix\System32 フォルダーにインストールされています。この手順では、64ビット環境のインストールを前提に説明しております。32ビット環境でのインストールにつきましては、適切にフォルダパスを変更してください。
  • デフォルトの Scripts ディレクトリは、¥Inetpub¥Scriptsです。 
  • デフォルトでは、IIS 7.x インストール時に、仮想スクリプトフォルダーは作成されません。


4. IIS の Scriptsディレクトリに CtxAdmin というフォルダを作成し ¥Inetpub¥Scripts¥CtxAdmin に ctxadmin.dll ファイルをコピーします。
5. IIS の Scripts ディレクトリに resource というフォルダを作成ます。
6. この resource フォルダに en というフォルダを作成します。
7. ¥\Program Files (x86)\Citrix\System32\resource\en  から、Inetpub¥Scripts¥resource¥en に ctxstaui.dll ファイルをコピーします。

注:XenApp 6.x for Windows Server 2008 R2では、resource フォルダーに de、es、fr、ja のサブフォルダーを作成し、各言語のサブフォルダに一致する各 ctxstaui.dll ファイルをコピーします。

8. インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャを開きます。
9. 左側のペインでサーバーノードをダブルクリックして選択します。
10. 中央のペインで[ISAPIおよびCGIの制限]をダブルクリックします。

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    11. 右側のペインの[操作][追加]をクリックします。
    12. [ISAPIまたはCGI制限の追加]ダイアログボックスで、[ISAPIまたはCGIパス]に ¥intetpub¥scripts¥CtxConfProxy.dll を指定します。
    13. 必要に応じて説明を入力します。
    14. [拡張パスの実行を許可する] チェックボックスをオンにします。
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    15.  [OK] をクリックします。
    16. 手順 11 から 15 を繰り返して、以下 のISAPI 拡張機能も追加して有効にします。

    ¥intetpub¥scripts¥CtxConfProxy.dll
    ¥intetpub¥scripts¥ctxsta.dll
    ¥intetpub¥scripts¥radexml.dll
    ¥intetpub¥scripts¥wpnbr.dll 
    ¥intetpub¥scripts¥CtxAdmin¥ctxadmin.dll

    次のスクリーンショットは、必要なISAPI拡張機能が追加され、許可された状態です。

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      CtxScriptsPool と CtxAdminPool の ISAPI 拡張機能を追加、許可する

      CtxScriptsPool のための ISAPI拡張機能を追加するするには、次の手順を実行します。

      1.  IIS マネージャーの 左側のペインで [アプリケーションプール] をマウスの右ボタンでクリックします。
      2. [アプリケーションプールの追加]を選択します。

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        3.  [アプリケーションプールの追加]ダイアログボックスで、[名前]ボックスに「CtxScriptsPool」と入力します。ユーザが追加した画像

        4. [.NET Frameworkバージョン]ボックスの一覧から[.NET Framework v2.0.50727] を選択します
        5. [マネージパイプラインモード]ボックスの一覧から [クラシック] を選択します。
        6. [アプリケーションプールを直ちに開始する]チェックボックスをオンにします。
        7.  [OK] をクリックします

        8.  IIS マネージャーの 左側のペインで [アプリケーションプール] をマウスの右ボタンでクリックします。
        9 . [アプリケーションプールの追加]を選択します。
        10.  [アプリケーションプールの追加]ダイアログボックスで、[名前]ボックスに「CtxAdminPool」と入力します。
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        11. [.NET Frameworkバージョン]ボックスの一覧から[.NET Framework v2.0.50727] を選択します
        12. [マネージパイプラインモード]ボックスの一覧から [クラシック] を選択します。
        13 [アプリケーションプールを直ちに開始する]チェックボックスをオンにします。
        14  [OK] をクリックします。
         

         

        アプリケーションプールの一覧を管理、表示する


        アプリケーションプールのリストを管理し、表示するには、次の手順を実行します。


        1. 作成した CtxScriptsPool アプリケーションプールをマウスの右ボタンでクリックし、[詳細設定]を選択します。
        2.. [プロセスモデル][ID]で、アカウントを[NetworkService]に変更します。

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          注:NetworkServiceアカウントがログを書き込むことができるように、scriptsディレクトリへの読み取り/書き込みアクセスが必要です。

          3. CtxAdminPoolアプリケーションプールも同様に設定します。作成した CtxScriptsPool アプリケーションプールをマウスの右ボタンでクリックし、[詳細設定]を選択します。
          4. [プロセスモデル][ID]で、アカウントを[NetworkService]に変更します。

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            アプリケーションと仮想ディレクトリを追加する

            インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ でアプリケーションと仮想ディレクトリを追加するには、次の手順を実行します。


            1. 左側のペインで[既定のWebサイト]をマウスの右ボタンでクリックし、[アプリケーションの追加]を選択します。

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              2. [アプリケーションの追加]ダイアログボックスで、[エイリアス]ボックスに「Scripts」と入力し、[アプリケーションプール][CtxScriptsPool] を選択し、[物理パス]に¥interpub¥Scriptsを指定して[OK]をクリックします。

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                3. 左側のペインで[Scripts] アプリケーションをマウスの右ボタンでクリックし、[アプリケーションの追加]を選択します。

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                  4. [アプリケーションの追加]ダイアログボックスで、[エイリアス]ボックスに「CtxAdmin」と入力し、[アプリケーションプール][CtxAdminPool]を選択し、[物理パス] に¥interpub¥Scripts¥ctxadminを指定して[OK]をクリックします。

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                    5. 左側のペインで[Scripts]アプリケーションをマウスの右ボタンでクリックし、[仮想ディレクトリの追加]を選択します。

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                      6. [仮想ディレクトリの追加]ダイアログボックスで、[エイリアス]ボックスに「CtxIntegrated」と入力し、[物理パス]に¥interpub¥Scripts¥ を指定して[OK]をクリックします。

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                        7. 左側のペインで[Scripts]アプリケーションをダブルクリックして選択し、中央のペインで[ハンドラマッピング]をダブルクリックします。

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                          8. 左側のペインで[機能のアクセス許可の編集]をクリックし、[機能のアクセス許可の編集]ダイアログボックスで[実行]チェックボックスをオンにして[OK]をクリックします。

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                            [無効]になっていたグレー表示状態の[ISAPI-dll]マッピングが[有効]になります。また、CtxAdminアプリケーションで[ISAPI-dll]マッピングが[有効]になっていることを確認します(Scriptsアプリケーションから設定が継承されるため、このようになります)。

                            9. XMLChoice 値を Separate から Share に変更します。

                            KeyName:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\Install\{C05CE041-63DB-4467-B777-9FCB30013CA2}
                            Name: XMLChoice
                            Type: REG_SZ
                            Data: Share

                            9. コマンドプロンプトで「iisreset」コマンドを実行してWebサーバーを再起動します。Webサーバーが再起動すると、新しい設定が有効になります。
                             


                              [Webサーバー(IIS)]の役割に最低限必要な役割サービス

                              • [アプリケーション開発] の [ISAPI拡張機能] と [ISAPIフィルタ]
                              • [セキュリティ] の [Windows認証]
                              • [IIS 6と互換性のある管理] の すべてのサブコンポーネント

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                                Issue/Introduction

                                IIS 7.x のインストール時には、デフォルトでは Scripts 仮想フォルダが作成されません。この文書では、Windows Server 2008 上 で IIS とポートを共有するように XML Service を設定する方法を説明します。

                                Additional Information

                                この資料は米国のKnowledge Baseで提供している資料をもとに作成したものです。

                                  Document ID: CTX125107
                                  How to Configure XML Service Share Port with IIS on Windows Server 2008