この文書では、Windows Server 2008 および Windows Vista、Windows 7 の Windows エラー報告(WER)機能を使ってアプリケーションのクラッシュダンプ(ユーザーダンプ)を作成する方法を説明します。
WER を有効にして、アプリケーションのクラッシュダンプが作成、保存されるように設定します。
注:この手順ではレジストリの編集が必要になります。レジストリエディタの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windows の再インストールが必要になることがあります。レジストリエディタは自己の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
WER を有効にして、アプリケーションのクラッシュダンプが作成、保存されるように設定するには、以下のレジストリ値を追加します。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps
値の名前: DumpFolder
種類: REG_EXPAND_SZ
値のデータ: %LOCALAPPDATA%\CrashDumps
値の名前: DumpCount
種類: REG_DWORD
値のデータ: 0xa
値の名前: DumpType
種類: REG_DWORD
値のデータ: 0x2
注:これらの設定は、すべてのユーザーモードアプリケーションにグローバルに適用されます。アプリケーションのクラッシュダンプは、DumpFolder に指定した場所に保存されます。サービスのクラッシュダンプは、使用されているサービスアカウントに応じて特定のプロファイルフォルダに書き込まれます。たとえば、ネットワークサービスとローカルサービスでは <WINDIR>\ServiceProfiles、システムサービスでは<WINDIR>\System32\Config\SystemProfile がプロファイルフォルダです。